縄文の時代から営まれてきた飛騨・高山の暮らしの技が
大化の改新以後、「匠の技」という名で各地で腕を奮った。
こんな事実がドラマのように行われてきたことへの
ロマンチックな感動は簡単には言葉にできないほど大きい。
木を知り、木を操り、木を活かすことから始まった。
飛騨びとならではの技術は、なにものにもとらわれずに
技と技の出会いによって磨かれ、伝統へと高められたもの。
そして、その熱いパッションはいつまでも生き続け、
「匠の技」をまるで生き物のように、いまなお成長させています。
そう、この壮大なドラマはまだ終わっていないのです。
過去に作られてきた作品も新しく生まれようとする作品も
これからまた大きな歴史ストーリーを描きあげるはず、
その証人としてここにいる喜びを心ゆくまで堪能したい。 |